トワノハーデー（1989年生、母トウフクパルファン）

トワノハーデー（1989年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時15歳）と交配したトウフクパルファンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月30日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3歳（1992年）

1月18日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったルスランにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロナーリーをアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた7戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったブランドミッシェルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したブライティアに半馬身届かず2着となった。

8月9日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテイクランを半馬身振り切って優勝

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（1993年）

4月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦2勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

10月31日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、リオサンライズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキャラオーヒに3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5歳（1994年）

1月6日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（15戦2勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、アイオーユーに交わされて5馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のタイシャイニングをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月19日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。