テルテ（2020年生、母ジェニサ）

テルテ（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「照手桃(花桃の品種)より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したジェニサが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2023年の一般C2。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3歳（2023年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月29日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

7月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月20日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月1日、中5週で馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた7戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインラザンツに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったクールシラユリにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシュリーデービーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、C1八組（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のファーレンジョーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

デビュー前

菅原右吉厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月10日、中9週で迎えた14戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサダムヴィオロンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサダムヴィオロンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュリーデービーをクビ差だけ差し切って4勝目をつかんだ。

6月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月14日、中9週で迎えた21戦目は、オッズパーク賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた22戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、ペルセウス賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーサイドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月28日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、坂井瑛音騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。