タイセイソブリン（1985年生、母タイセイテスコ）

タイセイソブリン（1985年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したタイセイテスコが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月14日、デビュー戦は西橋昇騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスルーオベストに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は西橋昇騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

3歳（1988年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヒシノスープラに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したライトジェネラルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は西橋昇騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西橋昇騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西橋昇騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西橋昇騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西橋昇騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナナボールを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西橋昇騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウハンターに2馬身半の差をつけて優勝

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で西橋昇騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で西橋昇騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月12日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジングウダンディーを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

5歳（1990年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。