スリーノーブル（1984年生、母ミエフアザラー）

スリーノーブル（1984年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時18歳）と交配したミエフアザラーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回、中央障害9戦0勝、地方14戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月29日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月12日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、武田悟騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武田悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ハッピービゼンオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武田悟騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスノートランザをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武田悟騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武田悟騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月8日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた15戦目は、中島敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた16戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1989年）

1月14日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で古小路重男騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で古小路重男騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で古小路重男騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた23戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカルストンエイカンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月29日、連闘で迎えた26戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の三条特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったギンセカイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた27戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた28戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の石狩特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったジンデンボーイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったユーコーペンダスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラナイスをクビ差振り切って1番人気に応えた。

12月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、下窪道盛騎手を鞍上に迎えて、忘年特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカプリンスから2馬身半差の2着となった。

6歳（1990年）

1月8日、中1週で迎えた32戦目は、初春特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下窪道盛騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた33戦目は、万両特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下窪道盛騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた34戦目は、初音特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下窪道盛騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた35戦目は、ひなまつり特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下窪道盛騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた36戦目は、彼岸桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下窪道盛騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた37戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で下窪道盛騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた38戦目は、田中敏和騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた39戦目は、カーネーション特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下窪道盛騎手（7戦0勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月3日、約7か月の休養明けで迎えた40戦目は、きんせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下窪道盛騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた41戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下窪道盛騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（1991年）

2月14日、中6週で迎えた42戦目は、太田義広騎手を鞍上に迎えて、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた43戦目は、白坂芳文騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた44戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は太田義広騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイコーモーガンから3馬身差の2着に敗北した。