スズカシニック（2016年生、母スズカアゼリア）

スズカシニック（2016年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋眺めのよい」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時13歳）と交配したスズカアゼリアが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は真壁信一。2021年の2003 L-WINGオープン賞(一般C2一二)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真壁信一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,566万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

4月20日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

7月7日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサダムシオイノモリに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ジュンエスポワールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のTCKで忘年会賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のナイスブロンディに3馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月16日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフィデースを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアントルメに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハレザ池袋賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のノーブルアトラスに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5歳（2021年）

1月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月2日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月12日、中0週で迎えた21戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、エドノテーラーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月17日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のマムティハットに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

9月8日、中2週で迎えた23戦目は、2003 L-WINGオープン賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月18日、中0週で迎えた24戦目は、アルコル賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6歳（2022年）

5月31日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた25戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた26戦目は、久喜市ラベンダー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた28戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。