フォロロマーノ（1987年生、母アンバシアトリス）

フォロロマーノ（1987年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時8歳）と交配したアンバシアトリスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦5勝2着1回。1990年のセントライト記念(G2)で3着に入った他、1990年の東京スポーツ杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

9月10日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3歳（1990年）

3月25日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルプリンツを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のキリクリスタルを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

5月27日、中3週で迎えた5戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクラシックウィナーをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

7月1日、中4週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた7戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったジュネーブシンボリにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4歳（1991年）

10月5日、約10か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のモガミサルノをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディープポケットを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、’91フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた16戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（10戦5勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた19戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（12戦5勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた20戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（13戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（14戦5勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。