第28回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

ディープポケットが集団を牽引、2番手の位置にフォロロマーノとプレジデントシチーが取り付く

ディープポケットが端を取り切り、後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。2番手にフォロロマーノとプレジデントシチーが並ぶ。その後ろ、ローゼンリッターとハッピーシャトーが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、パソドラード、チヨノマツカゼ、セントビッドらは中団前め。ローランシンガーとリアルバースデーは中団後方の位置取り。ジュネーブシンボリは後方5番手に控えて前方各馬の出方をうかがう。後方5番手で腰を落ち着けて運ぶのはカチウマホークとサンドピアリス。2馬身以上差があって、後方2番手の位置でひっそりと末脚を温存するのはメジロモントレー。どん尻にチョウカイエクセルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、メジロモントレーが稲光の如き末脚を発揮して前の馬たちをまとめて交わす

先頭はディープポケットでリードは1馬身。2番手にローゼンリッター、フォロロマーノ、プレジデントシチーらが続く。その後ろ、ハッピーシャトーとリアルバースデーが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、5番手から抜け出したのはリアルバースデー。そのまま押し切るかに思われたが、後方3番手にいたメジロモントレーがグングンと終いの脚を伸ばしてリアルバースデーを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。2着のリアルバースデーからアタマ差の3着には、中団前目の位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切った2番人気のパソドラードが入った。そこから1馬身遅れた4着には、最後方で直線を迎えたチョウカイエクセルが入線、さらにクビ差の5着には、同じく最後方にいたカチウマホークが食い込んだ。1番人気のジュネーブシンボリは中団前目にいたが失速して11着に敗れた。