ローランシンガー（1985年生、母ローランバード）

ローランシンガー（1985年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時9歳）と交配したローランバードが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山田祐三。戦績は、中央平地23戦2勝2着5回、地方15戦3勝2着3回。1989年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳恒男厩舎（小林）へ入厩。

2歳（1987年）

12月9日、デビュー戦は佐々木忠昭騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忠昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアレツボーイに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐々木忠昭騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーオージをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

2月29日、中3週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木忠昭騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忠昭騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忠昭騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忠昭騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた10戦目は、佐々木洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシャクナゲ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐々木忠昭騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイーアンドテイーから2馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイーアンドテイーから3馬身差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカツパワーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月18日、中2週で迎えた15戦目は、仲秋特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターリングボーイからクビ差の2着となった。

12月10日、中7週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミヤギレデイーに1馬身半の差をつけて優勝

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったビンゴスナイパーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の金蹄賞（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメジロストークをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた22戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9月10日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、柴田弘之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田弘之騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったスマイルオンユーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の相模湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたリュウカブト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月19日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクリロータリーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（1990年）

1月7日、中3週で迎えた30戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったハッピーシャトーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月27日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（11戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

6月10日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（12戦2勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月4日、約5か月の休み明けで迎えた35戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田弘之騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（13戦2勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（14戦2勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

6歳（1991年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（15戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。