トラムブランカ（2009年生、母クローストゥユー）

トラムブランカ（2009年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「三拍子のポルカ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したクローストゥユーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、地方32戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2-6。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2012年）

9月12日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、国際協同組合年記念賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、洞爺湖有珠山ジオパーク賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、親子岩賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフェイスバリュー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルモントビジュにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月23日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、アメリカンディーゴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月31日、連闘で迎えた7戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、来年で40（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた12戦目は、祝来場手束真知子特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったピントゥハティに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月13日、中1週で迎えた13戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったストロングライデンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングライデンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメヨイソゲに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、カツオのタタキ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウバシリスに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月15日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチフジニタカに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月15日、中3週で迎えた19戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3-3（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーフェイズを驚異的な末脚で半馬身差し切って4勝目を奪取した。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、足摺海底館特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、大月柏島大堂海岸特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、みんなの誕生祝い特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパドを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を掴み取った。

9月1日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダラットパレスを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って6勝目を収める

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、土佐日記紀貫之特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた26戦目は、佐藤加奈元気です特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた29戦目は、オレイン55（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ベーネに交わされて2馬身差の2着となった。

12月22日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた32戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。