マイネルマジェスタ（1992年生、母ラツクレデイ）

マイネルマジェスタ（1992年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時9歳）と交配したラツクレデイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、中央平地15戦4勝2着3回、地方10戦0勝2着2回。1998年の新潟記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

7月17日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオトメノイノリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

11月27日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジミシドニーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1995年）

6月3日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.ソト騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったユーワメディアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデーヴィスに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の秋興特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったツジノライフにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1996年）

7月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5歳（1997年）

4月27日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトーシンロードに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランドオアシスを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月29日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月9日、中5週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦2勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6歳（1998年）

9月27日、約12か月の休み明けで迎えた16戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、青雲特別（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた17戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、荒川特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンテリトリーから1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後はナモンシーザーと並んで4着同着となった。

12月23日、中4週で迎えた19戦目は、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキクラッシュから1馬身差の2着に敗北した。

7歳（1999年）

5月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた20戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた23戦目は、西土佐村清流しまんとカヌー館特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた25戦目は、芙蓉特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川添明弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。