スーパーナカヤマ（1994年生、母Saratoga Girl）

スーパーナカヤマ（1994年4月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時7歳）と交配したSaratoga Girlが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地26戦5勝2着2回、地方5戦0勝。1998年のガーネットステークス(G3)に勝利した他、1997年のクリスタルカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

9月8日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

11月9日、中8週で迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーヨーレインボーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のグリーンプランに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったショウナンナンバーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ワシントンカラーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦2勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月1日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’97フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のクイックミスワキに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（1998年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーマイナカヤマを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初の重賞タイトルを掴み取った。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、青函ステークス（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた19戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドウクリークをアタマ差振り切って5勝目を収める

10月24日、中7週で迎えた20戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5歳（1999年）

8月29日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた22戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた24戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6歳（2000年）

9月27日、約10か月半の休養明けで迎えた25戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた28戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2001年）

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた30戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた31戦目は、山口俊騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。