トーセンハリケーン（2011年生、母トーセンハピネス）

トーセンハリケーン（2011年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋暴風」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したトーセンハピネスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月21日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は524kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマサノグリンベレーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したコクリュウノマイにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシュタインベルガーに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月21日、中6週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、夢と誇りあるふるさと葛飾賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、神奈川の今をPR!かながわキンタロウ杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったノースカルロスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中6週で迎えた9戦目は、川崎宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マイネジェシカに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた10戦目は、アデュー2014賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月27日、中3週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、如月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、桜月特別（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワイルドロジャーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、小田原市特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、大磯町特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、ムーンストーンスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったスペルオンミーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中3週で迎えた22戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月19日、中9週で迎えた24戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の樅の木特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したダイワアズールにアタマ差届かず2着となった。

12月18日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5歳（2016年）

2月15日、中7週で迎えた27戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したバースフォンテンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、桜月特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた29戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のナリチュウドラゴンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月5日、中2週で迎えた30戦目は、’16ブリリアントカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた31戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた32戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた33戦目は、ギャラクシー賞（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた35戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、柊特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6歳（2017年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、早春特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

3月9日、連闘で迎えた37戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた38戦目は、三咲特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた40戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、橋本七夕まつり記念（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた41戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。