アウトオブザタッチ（2000年生、母マイルンルン）

アウトオブザタッチ（2000年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超える＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時7歳）と交配したマイルンルンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸正幸。戦績は、中央平地1戦0勝、地方34戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の若獅子特別。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

7月1日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

8月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のピーエムカノンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルマツジェットに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の若獅子特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキタノアローに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の立駿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、秋収特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したニットウシュリリーに半馬身届かず2着となった。

10月6日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、野火止特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は工藤伸輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた25戦目は、3歳オープンのベイシティカップ（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4歳（2004年）

7月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7月20日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月24日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた29戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた30戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた32戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた33戦目は、入口将宣騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5歳（2005年）

3月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた34戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた35戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。