ニットウシュリリー（1998年生、母ニットウモナーク）

ニットウシュリリー（1998年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時12歳）と交配したニットウモナークが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方38戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日東牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

8月31日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアシマモルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴィジョンコマチから1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスターオブコジーン特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（2001年）

4月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月17日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月22日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月3日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアバンタンゴに5馬身の差をつけて制した。

10月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の秋駒特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエビスセイントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキヴィンテージを強烈な末脚で半馬身差し切って4勝目をつかんだ。

4歳（2002年）

5月14日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月21日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、小嶋耕輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたフクノモンロー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月2日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、一般C1三ア（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースカアローに5馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月11日、中5週で迎えた17戦目は、両神山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋耕輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

5歳（2003年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月7日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

6月17日、中0週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、足立区特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴァリーブルートに6馬身の差をつけて優勝

9月23日、中4週で迎えた25戦目は、秋収特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のアウトオブザタッチを半馬身振り切って7勝目を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた26戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた27戦目は、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6歳（2004年）

4月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月4日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、宮沢湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月14日、中0週で迎えた30戦目は、薄暑特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた31戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本秀幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（3戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7歳（2005年）

7月19日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた34戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた35戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた36戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた39戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた40戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。