パリスメリー（1998年生、母アンナサンシー）

パリスメリー（1998年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時17歳）と交配したアンナサンシーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）エービーシーファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の黄桜かっぱ特別(B2)。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月5日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3歳（2001年）

9月23日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた6戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のイワノオブザマターに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロゲイルから2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月10日、中0週で迎えた8戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイゴアルビレオに3/4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオウゴンティアラに6馬身の差をつけて優勝

3月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、上川将幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のケーワイスキーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上川将幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーコーリードをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、黄桜かっぱ特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヨシノススムに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は上川将幸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた15戦目は、神姫バス杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上川将幸騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上A3（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上川将幸騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月6日、中5週で迎えた17戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上川将幸騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上川将幸騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5歳（2003年）

1月21日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上川将幸騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた20戦目は、宝塚特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上川将幸騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。