コスモブッカー（2016年生、母リラコルレオーネ）

コスモブッカー（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの文学賞の名前。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時7歳）と交配したリラコルレオーネが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳A3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、二風谷ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって2,700万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた7戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったルリユールにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフクノモンルージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたスタークィーン決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたトーセンルビー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月4日、連闘で迎えた13戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーセンストレートに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

8月25日、中9週で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた16戦目は、楽天競馬“ポッ娘”守永真彩賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、祐歩君誕生おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（15戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

4歳（2020年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1十（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1十一（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1十一（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はヒャダルコと並んで1着同着となった。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた31戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた32戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（9戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず最後はトーセンストレートと並んで7着同着となった。

9月1日、中1週で迎えた35戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったチェータシカにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、バーディーチャンスに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた37戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた39戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、国造ゆずまつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。