ワレンダーソロン（2002年生、母クリスタルキャロル）

ワレンダーソロン（2002年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワレンダー（当時12歳）と交配したクリスタルキャロルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、地方42戦10勝2着4回。2008年の大師オープン(A1以下)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達洋生から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

8月20日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は491kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月28日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードオブザアミーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

3月7日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサバンナヤマノオーに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月26日、中2週で迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月5日、中0週で迎えた7戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のカントリーヒーローを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルパンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のグラジオラス特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のショーターザトッシを半馬身振り切って優勝

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシュガーデンツーに2馬身半の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、神無月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月23日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、初春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた16戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、レグルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月9日、中2週で迎えた18戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月19日、中0週で迎えた19戦目は、春眠特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったモノスゴイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、サードニックス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた23戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2007年）

2月2日、中6週で迎えた25戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた26戦目は、バレンタインデー賞（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた27戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーケースワローに5馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月21日、中2週で迎えた28戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春分特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るローレルシードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた29戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、マイティマインにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトロットテイオーに3馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

10月11日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングオブライヒを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

11月8日、中3週で迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルアプローズをクビ差だけ差し切って10勝目を達成した。

12月20日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた35戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったクラシックムードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた36戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

3月18日、中6週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた38戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。