ハシルショウグン（1988年生、母ハイビクター）

ハシルショウグン（1988年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時7歳）と交配したハイビクターが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方26戦10勝。1993年のオールカマー(G3)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は493kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のピッツプリンスに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中9週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白菊特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のリバティブロンコに約13馬身の大差をつけて制した。

3歳（1991年）

8月26日、約10か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦のオミナエシ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハドリセンプーに9馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、一般B3三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のストラダミューズに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンチヨパンサに6馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のウエルテンションに4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

12月24日、中4週で迎えた7戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1992年）

3月4日、中9週で迎えた8戦目は、金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後はボールドフェイスと並んで3着同着となった。

4月15日、中5週で迎えた9戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた10戦目は、大井記念（大井ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のウエルテンションに5馬身の差をつけて7勝目を収める

8月27日、中9週で迎えた11戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月19日、中3週で迎えた13戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、グランドチャンピオン（大井ダート2000m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中5週で迎えた14戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた15戦目は、東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1993年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、東京シティ盃（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタケデンマンゲツをハナ差制して優勝

4月12日、中8週で迎えた18戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（10戦6勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツジョンヌに半馬身の差をつけて優勝

6月17日、中8週で迎えた19戦目は、大井記念（大井ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（11戦7勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグランサーに2馬身の差をつけて優勝

9月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（12戦8勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるツインターボを差し切れず、5馬身差の2着となった。

10月27日、中4週で迎えた21戦目は、グランドチャンピオン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（13戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた22戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（14戦8勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた23戦目は、東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（15戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1994年）

2月15日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（16戦8勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中7週で迎えた26戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、グランドチャンピオン（大井ダート2000m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1995年）

4月13日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた29戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、マイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月23日、中3週で迎えた30戦目は、大井記念（大井ダート2600m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（17戦8勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月29日、約4か月半の休養明けで迎えた31戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

8歳（1996年）

5月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた32戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。