エーシンフォーサン（2006年生、母サニースイフト）

エーシンフォーサン（2006年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋太陽のために」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時21歳）と交配したサニースイフトが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害1戦0勝、地方9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

3歳（2009年）

2月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

7月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヤマノカントリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジョーエスプレッソに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のトーアナデシコに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスプリングマリアに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月12日、中4週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4歳（2010年）

8月22日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月14日、中6週で迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた17戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンピトレスクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキュートトリックスに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。