ゴールデンガイ（1993年生、母ゴールデンウインド）

ゴールデンガイ（1993年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジノフウウン（当時12歳）と交配したゴールデンウインドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉光博。戦績は、中央平地18戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年のくちなし賞(500万下)。

経歴

デビュー前

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

6月11日、デビュー戦は亀山泰延騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したキッスパシオンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず最後はクリーンカットと並んで6着同着となった。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したサンアドマイヤに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったテリフィックに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハイジュネスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月23日、中2週で迎えた10戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタヤストップを半馬身振り切って制した。

6月22日、中4週で迎えた13戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月28日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジャストプレイズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤラピスにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1997年）

2月2日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。