ドクターオーバル（1999年生、母レアシングチェリー）

ドクターオーバル（1999年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時11歳）と交配したレアシングチェリーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）設楽牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方18戦0勝2着3回。2004年のせきれい賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、設楽牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、菊地捷士によって735万円で落札された。

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2002年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカーネギーロードに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

1月26日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた9戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月5日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は平沢健治騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月20日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（6戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（9戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月8日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で平沢健治騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5歳（2004年）

1月24日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月11日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた24戦目は、緑風賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた30戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤモンドヒカリから半馬身差の2着となった。

8月15日、連闘で迎えた31戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2005年）

4月9日、約7か月半の休み明けで迎えた33戦目は、新緑賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた35戦目は、岩洞湖特別（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原幸弘騎手（12戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた36戦目は、一般B3（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原幸弘騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノースポリシーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

6月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原幸弘騎手（14戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた38戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、ジュライカップ（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジェーピーバトル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月1日、中2週で迎えた39戦目は、一般B3以下（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（15戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。