オースミシャダイ（1986年生、母カスタネツト）
Osumi Shadai
1986.05.29
オースミシャダイ（1986年5月29日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時7歳）と交配したカスタネツトが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地32戦5勝2着1回。1990年の日経賞(G2)に勝利した他、1990年の阪神大賞典(G2)を制するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
指数の推移（直近7走）
- 7
走
前 - 6
走
前 - 5
走
前 - 4
走
前 - 3
走
前 - 2
走
前 - 前
走
パフォーマンス分析
- 最高指数
- 勝利時最大着差国内
- 1馬身半
ベストレース
- レース名
- ドンカスターステークス
- 日付/馬齢
- 1990年11月4日/4歳
- コース
- 京都芝2400m右外
- 指数
- 着順
- 1着
- オッズ/人気
- 2.7倍/2番人気
- 馬番/頭数
- 4番/6頭
- 天候
- 雨14.5℃
- 馬場状態/馬場速度
- 重/極遅
- レースラップ
- 平均=12.2/ラスト=11.8
- 通過順位
- 5-5-4-4
- 馬体重増減
- 464kg+2
- 出走間隔
- 中1週
- 騎手斤量
- 武豊58.5kg
血統
概要
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Fairway＝Pharos | 7*7*7×5*7 | 6.25% |
| きS | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6*6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Nasrullah | 5×5*6 | 7.81% |
| 牡 | Nearco | 6*6×6*7 | 5.46% |
| 牡 | Hyperion | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Solario | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Blue Larkspur | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | War Relic | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Man o' War | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡S | Sardanapale | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Hurry On | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Blandford | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Polymelus | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Lavendula | 6×7 | 2.34% |
| 牝 | Mumtaz Begum | 6*7×6*7 | 4.68% |
| 牝S | Plucky Liege | 7*7*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ロベルト系
- ファミリーナンバー
- 18
レース成績
経歴
デビュー前
武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1988年）
11月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。
11月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
11月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のエイシンウインに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
12月3日、連闘で迎えた4戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
12月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。
3歳（1989年）
1月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下の七草賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンウインに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
2月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。
3月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。
3月26日、中1週で迎えた9戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
4月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永昌博騎手（4戦1勝）。20頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
5月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスターサンシャインに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
5月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。24頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。
7月2日、中4週で迎えた13戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。
10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。
11月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
12月3日、中1週で迎えた17戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。
4歳（1990年）
1月5日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
1月13日、連闘で迎えた19戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
2月18日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。
3月11日、中2週で迎えた21戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターシクレノンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。
4月1日、中2週で迎えた22戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のランニングフリーを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。
4月29日、中3週で迎えた23戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。
10月20日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、カシオペアステークス（京都芝2000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
11月4日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルシゲアトラスをハナ差振り切って5勝目を手にした。
12月2日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（京都芝2400m 外回り 晴/良）に59.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
12月23日、中2週で迎えた27戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（14戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。
5歳（1991年）
1月20日、中3週で迎えた28戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
2月17日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/稍重）に59.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は松永昌博騎手（15戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
4月28日、中9週で迎えた30戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（16戦2勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。
6月9日、中5週で迎えた31戦目は、G1の宝塚記念（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
12月22日、約6か月半の休養明けで迎えた32戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。