オリエンタルアート（1997年生、母エレクトロアート）

オリエンタルアート（1997年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時10歳）と交配したエレクトロアートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦はS.サンダース騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のシルバーベルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月2日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクフォレスターに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池添謙一騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池添謙一騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゼンノドライバーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた14戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦3勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた17戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のタイランドカップ（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、フサイチユーキャンに3/4馬身交わされて2着となった。

8月11日、中8週で迎えた18戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2002年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。