フラッシュアクロス（1990年生、母フタバレデイース）

フラッシュアクロス（1990年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時16歳）と交配したフタバレデイースが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方36戦15勝2着6回。主な勝ち鞍は1994年の千両特別(A1)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた3戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた9戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、4歳C2ハ（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカトライに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳C2（新潟(地)ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカトライに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳C1（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハーバーイーグルに3馬身の差をつけて制した。

11月6日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳B（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正治騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシークレットデートに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳B（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正治騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティマリーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、4歳A2（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエープレストに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（1994年）

1月3日、中3週で迎えた15戦目は、千両特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のカスガドリームに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のバースデーグリーンに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後はタテヤマテイオーと並んで1着同着となった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月12日、中9週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた21戦目は、一般B3-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカルチャーランドに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンクリスティーから2馬身差の2着となった。

5歳（1995年）

12月4日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた23戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターエスパーから1馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったチョウジャランから3/4馬身差の2着に敗北した。

6歳（1996年）

1月3日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミナガワウイングに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月28日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のパールチャレンジャに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月6日、連闘で迎えた28戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサポートボーイに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月20日、中1週で迎えた29戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中利夫騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のインタープリズムをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた30戦目は、さつき賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山中利夫騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた31戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山中利夫騎手（8戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥインクルレッドから5馬身差の2着となった。

8月27日、中7週で迎えた32戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山中利夫騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた33戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた35戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（11戦4勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイナズマランナーをクビ差制して勝利数を15に伸ばす

12月27日、中2週で迎えた37戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1997年）

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、赤司安史騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメッセージから1馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤司安史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤司安史騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた41戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤司安史騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマフヒーローからクビ差の2着となった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた44戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田隆騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。