インタープリズム（1992年生、母インターチャイム）

インタープリズム（1992年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時6歳）と交配したインターチャイムが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方33戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年のレグルス特別(B1-1)。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マリエドゥジュワンに交わされて5馬身差の2着となった。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に敗れた。

11月18日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

12月10日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で谷中公一騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4歳（1996年）

4月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のノアシルバーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田隆騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーエイミノルに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月7日、連闘で迎えた10戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田隆騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトップマンシーザーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田隆騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフラッシュアクロスからクビ差の2着に甘んじた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田隆騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリックグランプリに6馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田隆騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田隆騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた15戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田隆騎手（7戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイデンスキーをクビ差制して制した。

9月24日、中1週で迎えた17戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のメッセージに3馬身の差をつけて6勝目を手にした。

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、レグルス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスプラッシュベリーに半馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

11月3日、中3週で迎えた19戦目は、白菊賞（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコーサイダンサーに3/4馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

12月15日、中3週で迎えた21戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンダムカリムから1馬身半差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた22戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1997年）

4月15日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（6戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月10日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドマッチに6馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

12月2日、連闘で迎えた26戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた27戦目は、レグルス特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（10戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴルデンオリオンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（1998年）

1月8日、中0週で迎えた29戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のディーゲバルトに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和義騎手（15戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホリバロックに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月8日、中3週で迎えた33戦目は、レグルス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和義騎手（16戦8勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月7日、約6か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で加藤和義騎手（17戦8勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で加藤和義騎手（18戦8勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーゴンカイオーに交わされて2馬身半差の2着となった。

7歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は岡田隆騎手（8戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月12日、約3か月の休み明けで迎えた37戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（19戦8勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は岡田隆騎手（9戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（20戦8勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（21戦8勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。