マイネルクリプト（2003年生、母ワンダーゲージ）

マイネルクリプト（2003年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋秘密同調者」。毛色は鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時8歳）と交配したワンダーゲージが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下清志。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下清志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモスによって1,092万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ロトブルースターに半馬身交わされて2着となった。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパインクールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

6月11日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた13戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

12月10日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中5週で迎えた15戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、第三太閤記念（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた22戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた23戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、ラ・フランス賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた27戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。