テイエムハエドー（2003年生、母ワカセイウン）

テイエムハエドー（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速いぞ（鹿児島弁）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したワカセイウンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方15戦5勝2着2回。2006年の肥後の国グランプリ(地方重賞)に勝利した他、2007年のはづき特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月16日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムトッパズレを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3歳（2006年）

1月18日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイラインドリームに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月9日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

9月10日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた9戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた10戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクリキオウに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月31日、中3週で迎えた12戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のツルギデンカに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2007年）

1月30日、中3週で迎えた13戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノヘイローをクビ差制して優勝

3月18日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた15戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた17戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイルドコマンダーからクビ差の2着に惜敗した。

7月3日、中3週で迎えた18戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターペスゲンズイからクビ差の2着に甘んじた。

7月24日、連闘で迎えた20戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた21戦目は、桜島特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーアラオをアタマ差制して勝利をモノにする

8月28日、中0週で迎えた22戦目は、はづき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。