ネクサスハート（2018年生、母シュガーハート）

ネクサスハート（2018年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「繋がり+心。いつでも心は繋がっているという思いを込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したシュガーハートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヤナガワ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、DMM.comによって1億3,500万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額1億2,000万円（6万×2000口）で一口馬主が募集された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2021年）

3月28日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2022年）

4月20日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエンベルトを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライダルクイーンに4馬身の差をつけて優勝

5月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、ハルジオン特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハグンジョウに約12馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたマブイーグル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月26日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、カンザクラ賞（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のラリックを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月21日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったサヨノハッピーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上B1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月11日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、キキョウ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた18戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、静内ロータリークラブ賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、島谷怜賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（4戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ツワブキ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月9日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。