ツエーゲン（2014年生、母カタマチボタン）

ツエーゲン（2014年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「強いんだよ（金沢方言）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したカタマチボタンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の山中温泉カニ汁大鍋特別(一般B1一)。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月10日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2017年）

2月25日、中8週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったカンバンムスメに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月21日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

9月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、デルマオウショウに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、のと鉄道フェスティバル2017（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、レイクルイーズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中3週で迎えた9戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ロードアルタイルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、紀代美ちゃん古希おめでとう杯（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したペネトラーレを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったフェイマスラブに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

3月25日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、山中温泉カニ汁大鍋特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカトリーヌスリジエに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、川島祭特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、ついたち結び特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、一里野まんぷくりんまつり特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、現代美術展七尾展特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったディターミネイトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ハルヲヨブオンナに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、楽天競馬Power Up!特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のクイーン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた21戦目は、鶴来の夏祭り!2018（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた22戦目は、輪島大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、公益社団法人石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で葛山晃平騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた25戦目は、楽天競馬は便利でおトク!賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で葛山晃平騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、楽天競馬賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で葛山晃平騎手（13戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた27戦目は、藤田記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で葛山晃平騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサンデーストリートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた28戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で葛山晃平騎手（15戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた29戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、北欧と北陸と工芸と特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（16戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。