キャノンデール（2000年生、母オオシマポピー）

キャノンデール（2000年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大砲＋（打撃などを）加える」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時9歳）と交配したオオシマポピーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方36戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の梅の花特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた4戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリファールナカヤマにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンサンデリーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったマルタカオーシャンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーリーセイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月18日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4月30日、中9週で迎えた13戦目は、一般B18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月29日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた15戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシキディオールに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒットオーゴールドに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、野菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンミランダを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカアッパレに7馬身の差をつけて優勝

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキノゲイラに3馬身の差をつけて優勝

5歳（2005年）

3月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第7戦（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブラッシングソロンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

8月19日、中2週で迎えた26戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般B12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（17戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキセシルに1馬身半の差をつけて7勝目をマークした。

9月21日、中2週で迎えた28戦目は、秋分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた29戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（18戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6歳（2006年）

4月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノートルレーヴを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

7月7日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた32戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマジュンマザーに2馬身の差をつけて8勝目を収める

7月21日、中1週で迎えた33戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第12戦（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月20日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた35戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた36戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた37戦目は、飛騨・美濃すぐれもの賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた39戦目は、CJシリーズ第20戦（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメイホウキングを半馬身振り切って9勝目を奪取した。

7歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた40戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、千両特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた41戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた42戦目は、梅の花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングスカイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月18日、中4週で迎えた43戦目は、たんぽぽ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。