ハイドラン（2015年生、母ミミオブパラダイス）

ハイドラン（2015年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したミミオブパラダイスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の湯浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月28日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、グレートウォリアーにハナ差交わされて2着となった。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のバイオスパークをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスワーヴノートンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2019年）

2月9日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

12月22日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月21日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2020年7月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。