ワンダーバラ（2005年生、母ビックパラダイス）

ワンダーバラ（2005年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したビックパラダイスが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地8戦0勝、地方49戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木恵一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、佐々木恵一から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本信行によって315万円で落札された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2008年）

1月22日、中4週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

6月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のプリティシューズ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた12戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビー賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2009年）

3月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた13戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

5月3日、中5週で馬体重を前走から32kg戻して迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。3頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のベガキッスローマンに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、一般C21（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C21（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイメイクロフネをアタマ差制して2勝目を奪取した。

6月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクコウガイカから1馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、海水浴特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた21戦目は、芙蓉特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（7戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーストライカーに3馬身の差をつけて制した。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月19日、中0週で迎えた23戦目は、一般C10（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（8戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた24戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（9戦3勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（10戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクエンジェルから6馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた28戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、富士通賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた30戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、ふみべー特選（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた31戦目は、一般C20（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた32戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、早梅特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般C25（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（11戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた34戦目は、こぶし特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（12戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた35戦目は、一般C24（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般C17（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（14戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤコロナから8馬身差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた37戦目は、乙女椿特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた38戦目は、一般C16（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（16戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた39戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（17戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C16（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（18戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた41戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（19戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた42戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（20戦3勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた43戦目は、三裕建設特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（21戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた44戦目は、オグリ追悼フルミネート特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（22戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた45戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、天の川特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた46戦目は、一般C17（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（23戦3勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイポイントをクビ差制して4勝目を手に入れた。

9月5日、中1週で迎えた47戦目は、桜島特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた48戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイッツオンリーラブから1馬身半差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた49戦目は、一般C8（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（24戦4勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた50戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた51戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた52戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（25戦4勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた53戦目は、池本徳子騎手を鞍上に迎えて、ニケ賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた54戦目は、ポインセチア特選（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（26戦4勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた55戦目は、ニューイヤー特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（27戦4勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた56戦目は、寒竹特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（28戦4勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた57戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（29戦4勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。