ピンクゴールド（2005年生、母ニッポージュリアン）

ピンクゴールド（2005年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時14歳）と交配したニッポージュリアンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、地方30戦5勝2着3回。2008年の不来方賞(地方重賞)に勝利した他、2008年のひまわり賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、出口牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって189万円で落札された。

小林義明厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2007年）

9月1日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は432kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクレドに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のりんどう賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサチノマオに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた6戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はリュウノラムタラと並んで1着同着となった。

3歳（2008年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の社団法人水沢青年会議所杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマサノパンダを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったカネショウプルートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマツノマオをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカネショウプルートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は12戦連続で小林俊彦騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月13日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小林俊彦騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月7日、中7週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で小林俊彦騎手（13戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノツバサを半馬身振り切って5勝目をマークした。

9月28日、中2週で迎えた15戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で小林俊彦騎手（14戦5勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

10月26日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のきんもくせい賞（盛岡芝2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で小林俊彦騎手（15戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、東山和紙レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小林俊彦騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、JA江刺えさし乙女杯（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で小林俊彦騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、奥州市伝統産業会館レース（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は19戦連続で小林俊彦騎手（18戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた20戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 小雪/不良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4歳（2009年）

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、赤松杯（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、遠別岳レース（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（19戦5勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた23戦目は、ハンギングバスケットレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（20戦5勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月22日、中3週で迎えた24戦目は、イーハトーブフォーラムレース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（21戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた25戦目は、ブロードバンドカップ（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（22戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（23戦5勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（24戦5勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた28戦目は、安全安心厳選の岩泉牛乳レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（25戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた29戦目は、南部杯ファイナルカウントダウン（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（26戦5勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。