クラウンアイリス（2011年生、母ユキノマーガレット）

クラウンアイリス（2011年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名。花言葉は吉報。吉報をもたらしてくれますように」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時22歳）と交配したユキノマーガレットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は大分県、生産者は（株）クラウン。戦績は、中央平地33戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の勝浦特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月13日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビッグアーサーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルアイドルから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のサオトメに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月9日、中8週で迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンマルキーザを3/4馬身振り切って2勝目を収める

4歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

5月17日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

12月6日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5歳（2016年）

6月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

6歳（2017年）

1月21日、中5週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツキミチャンをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウワゼノビアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月23日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた24戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルディーヴァをクビ差振り切って4勝目をマークした。

11月4日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

7歳（2018年）

1月13日、中9週で迎えた27戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた29戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず最後はクリノコマチと並んで9着同着となった。

4月29日、中3週で迎えた30戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた32戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた33戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。