マサノエリザベス（2012年生、母モエレゴールド）

マサノエリザベス（2012年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したモエレゴールドが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の富里特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

3月8日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月26日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月12日、中6週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のクレイヴソリッシュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、チバザポークシリーズかぶらきSPF豚賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったルミナスコマンダーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤングエンパイアを3/4馬身振り切って制した。

4歳（2016年）

1月19日、中2週で迎えた7戦目は、山口吉久生誕90年記念（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、京葉賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のエメラルコザカナに3馬身の差をつけて制した。

5月30日、中3週で迎えた13戦目は、行田「忍城」賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた14戦目は、富里特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライブロックに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月28日、中4週で迎えた15戦目は、地獄星人「ヒッポリト星人」杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したハーフブロードにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月7日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッパッパを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月30日、中2週で迎えた18戦目は、月光賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、秋陽特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2017年）

2月8日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、スプリング賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のハナミズキ賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のあやめ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったルクレツィアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた26戦目は、最強、ずぶぬれよみうりランド賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた28戦目は、利根川特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6歳（2018年）

1月16日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、成田山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた31戦目は、久留里特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた32戦目は、アクアマリン賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた33戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月30日、中2週で迎えた34戦目は、金目鯛賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルトサックスにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月17日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた36戦目は、手賀沼特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。