トップサンキスト（1992年生、母サンキストイエロー）

トップサンキスト（1992年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時7歳）と交配したサンキストイエローが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。1996年の北九州記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

10月16日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブイゾーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中3週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3歳（1995年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳500万下のさわらび賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（京都芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったワカサアイネスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたリッツリーター決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月2日、中3週で迎えた9戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（中京芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月6日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のレゾンデートルを半馬身振り切って制した。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンテンマリオンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（5戦2勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

4歳（1996年）

4月7日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のストークステークス（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレゾンデートルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月21日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したマジックキスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。