ラダムドー（2011年生、母マダムルコント）

ラダムドー（2011年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄金の貴婦人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したマダムルコントが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方18戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2(ハンデ)。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2014年）

2月1日、中5週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるエゴイストを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月17日、中6週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月21日、中8週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた8戦目は、グッドネイバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、蒲田賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた12戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた13戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったダンツファイトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月1日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、神速賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた17戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サクラベリーに交わされて1馬身差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったサクラベリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中4週で迎えた22戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサレルノをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5歳（2016年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、頑張れケンケン生誕祭（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ラブビジョンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。