フロックス（2019年生、母プロフェシーライツ）

フロックス（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花の名(学名)から。花言葉は『調和、協調、貴方に同意』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したプロフェシーライツが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

3歳（2022年）

5月21日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のダンツカリフに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中4週で迎えた6戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、サンライズコブラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルボスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェルキオに9馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したシゲルボスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイメイティアラに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月25日、中2週で迎えた12戦目は、ポインセチア賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、オッズパーク賞ウインターカップ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田義貴騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山田義貴騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、早花咲月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエアリアルシティーを半馬身振り切って4勝目を手にした。

3月19日、連闘で迎えた18戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた19戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、鳥来月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた20戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のララチャンに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月7日、連闘で迎えた21戦目は、立夏賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、青嵐賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったメタモルフォシスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（14戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（15戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた27戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（17戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。