トーセンキャプテン（2004年生、母サンデーピクニック）

トーセンキャプテン（2004年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋キャプテン」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したサンデーピクニックが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦4勝、地方1戦0勝。2008年の函館記念(ハンデG3)に勝利した他、2009年の京都大賞典(G2)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって7,245万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフェラーリピサを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシュガーヴァインに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローレルゲレイロをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

4歳（2008年）

4月13日、約14か月の休養明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦3勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月13日、中5週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフィールドベアーをハナ差振り切って2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた10戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた11戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

5歳（2009年）

5月9日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦3勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月8日、中3週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6歳（2010年）

4月10日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

7歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた20戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた21戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず14着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、S3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。