第138回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

ダイワスカーレットが一団を引き連れる形、その少し後ろをキングストレイル、アドマイヤフジ、トーセンキャプテンが追走

ダイワスカーレットが先陣を切る形となり、後続を2馬身以上離してレースを進める。2番手にキングストレイル、アドマイヤフジ、トーセンキャプテンらが並ぶ。その直後、アサクサキングスが5番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはディープスカイ。その1馬身後ろ、ウオッカは中団前め。エアシェイディは中団馬群の真ん中付近を追走。サクラメガワンダー、タスカータソルテ、ハイアーゲームらは中団後方の位置取り。アドマイヤモナークとポップロックは後方5番手に待機して前方各馬の動きを静観。後方5番手でジックリと折り合いに専念するのはエリモハリアーとオースミグラスワン。少し差があって、後方2番手の位置で力を温存するのはカンパニー。少し離れた最後方にドリームジャーニーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、ウオッカが直線の熾烈な闘いを鼻差でモノにして天皇賞馬の称号を手に入れる

先頭はダイワスカーレットでリードは1馬身。単独の2番手にトーセンキャプテンが続く。そのあと、キングストレイルとアドマイヤフジが3番手。1馬身離れて、アサクサキングスとディープスカイが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続ける2番人気のダイワスカーレット。そのまま押し切る態勢だったが、中団前目にいた1番人気のウオッカが一歩一歩着実に前との差を詰めてダイワスカーレットを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を収めた。2着のダイワスカーレットからクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置からじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したディープスカイが入った。そこからハナ差遅れた4着には、最後方で直線を迎えたカンパニーが入線、さらにクビ差の5着には、中団にいたエアシェイディが食い込み、さらにそこから1馬身差の6着にはサクラメガワンダーが入った。