マッシュクール（2014年生、母マッシュレイヤー）

マッシュクール（2014年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋かっこいい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時13歳）と交配したマッシュレイヤーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2016年のスズランデビュー。

経歴

デビュー前

山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2016年）

5月6日、デビュー戦は川島正太郎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスズランデビュー（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は471kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムッシュレノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月23日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦の紅花特別（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月9日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のニュージェネレーション特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のリバーサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2017年）

1月5日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月30日、中4週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月18日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2018年）

3月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた18戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた19戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2019年）

1月7日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた20戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、七草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクインズソールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って休養明け初戦を制した。

1月16日、連闘で迎えた21戦目は、味も価格も大阪仕込みたこやきうーたこ賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベルメーリャに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月13日、中3週で迎えた22戦目は、こぶし特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、チョコレートパフェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦の早春賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた24戦目は、ジョイホース双葉開設6周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、ありがとう平成特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったナスノフラッシュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、緑陰特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた28戦目は、カーネーション特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったマサノホウオウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中4週で迎えた29戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、木更津特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したチョコレートパフェにクビ差届かず2着となった。

11月27日、中8週で迎えた31戦目は、長野県畜産会長賞（浦和ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

12月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦の香取特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6歳（2020年）

3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターシーバスを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

8月28日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、はだの表丹沢森林セラピーロード認定記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7歳（2021年）

5月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた36戦目は、青葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた37戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ナツツバキ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、木枯らし特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。