カネツダンサー（1998年生、母ミナミノローマン）

カネツダンサー（1998年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したミナミノローマンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方35戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上A2。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,575万円（15.75万×100口）で一口馬主が募集された。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

6月3日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

10月8日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のききょう賞（金沢ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノプレミアムに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシンドバットニセンに1馬身3/4の差をつけて制した。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエトワールブルーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月28日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブージェダイに半馬身の差をつけて優勝

3月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤木高太郎騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドベレーザをアタマ差制して5勝目を掴み取った。

4月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエトワールブルーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、テレビ大阪賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネトシプレバンスに1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセンターバック決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイワノオブザマターを半馬身振り切って優勝

6月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネバレリーナに5馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（10戦8勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤木高太郎騎手（11戦8勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモクロスにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、KENRAKUホワイトピア賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（12戦8勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2003年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（13戦8勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた21戦目は、南淡水仙特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（14戦8勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月20日、中2週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、ビー&ハニー賞（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミコジーンを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上A1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で青山裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセイウンエルプラド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた26戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた27戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は青山裕一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2004年）

4月13日、約11か月の休み明けで迎えた28戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上A3-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた31戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアクティブワンダーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月15日、中1週で迎えた32戦目は、海のまち竹野特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた33戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、やしろメジロ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた35戦目は、高砂特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上A2-2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーエイミシルを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上A2-1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。