トーホウランボ（2020年生、母トーホウシンバル）

トーホウランボ（2020年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+輝く(ギリシャ語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時14歳）と交配したトーホウシンバルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。主な勝ち鞍は2023年のあすぱら誕生日記念。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったルンナノオクリモノにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2023年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

4月23日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

2023年5月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月14日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあすぱら誕生日記念（名古屋ダート1500m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマブテッシーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップミント賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトモノコリに1馬身の差をつけて2勝目を収める

8月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップラズベリー賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大畑慧悟騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルオトコギを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月22日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦のセプテンバードリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ネオアリシアに交わされて3馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、秋晴れ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月22日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のドラゴステに4馬身の差をつけて制した。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、師走特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4歳（2024年）

2月13日、中8週で迎えた14戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、余寒特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったマイネルナラティヴにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。