フィッシャーガール（2008年生、母ユウキャラット）

フィッシャーガール（2008年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「釣り好きの女の子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時9歳）と交配したユウキャラットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦11勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の文甫特別記念。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2011年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月1日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月23日、中9週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた7戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の文甫特別記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロゼブルーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、昌弘・幸子結婚記念日（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ケイオーワールドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウザーをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ケントリュウコウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイオーワールドを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったアドマイヤアクアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったフォースワンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月10日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウソフィーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月20日、中9週で馬体重を前走から37kg戻して迎えた17戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、「立川談志の正体」増刷記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で柿原翔騎手（11戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のオリオンザボックスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月14日、中0週で迎えた19戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柿原翔騎手（12戦5勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿原翔騎手（13戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドルチェオッティモをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

6月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柿原翔騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で柿原翔騎手（15戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナラセジンダイコに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で柿原翔騎手（16戦7勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で柿原翔騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のネオンオーカンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月6日、中2週で迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、第1戦桶狭間の戦い（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた26戦目は、打ち水賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィゴラスブレインに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（18戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（19戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサケマックスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月7日、中2週で迎えた29戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（20戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（21戦9勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた31戦目は、氷雨特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（22戦9勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた32戦目は、師走特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（23戦9勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に終わった。

12月27日、中0週で迎えた33戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（24戦9勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5歳（2013年）

1月28日、中4週で迎えた34戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（25戦9勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた35戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた36戦目は、アカメヤナギ賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイビスティを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月4日、中1週で迎えた37戦目は、うお座特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（26戦9勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた38戦目は、弥生特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、レッドフェアリーにクビ差交わされて2着となった。

4月29日、中5週で迎えた39戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、牡牛座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、マルヨフレンドリーに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた40戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた41戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、コンシエンスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた42戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。