ポイントプリム（2006年生、母コンシェルジュリー）

ポイントプリム（2006年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カナダの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時11歳）と交配したコンシェルジュリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方17戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年のメイカップ(一般B2)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月21日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

6月28日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月5日、中9週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラノアンビシャスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月26日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハッピートークに2馬身半の差をつけて制した。

12月6日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャイニーバードに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーセンスプライトに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2010年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、アテルイ賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンスプライトを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月22日、中9週で迎えた14戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タニノレジェンドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、前沢桜まつりレース（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、バンドマスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったハルサンヒコに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のバンドマスターに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

6月27日、中7週で迎えた18戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったファイナルラップを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、ジュライカップ（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、十府ヶ浦deクルージングレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（12戦5勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルサンヒコに7馬身の差をつけて制した。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（13戦6勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。