ガロアクリーク（2017年生、母ゴールドレリック）

ガロアクリーク（2017年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カナダの金鉱山より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したゴールドレリックが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。2020年のスプリングステークス(G2)に勝利した他、2020年の皐月賞(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月17日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーヨースターオーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中5週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（2020年）

3月1日、中8週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴェルトライゼンデに1馬身1/4の差をつけて重賞ウィナーの称号をゲットした。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でL.ヒューイットソン騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月31日、中5週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

12月20日、中7週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

6月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2022年）

2月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したノースブリッジにクビ差届かず2着となった。

6歳（2023年）

6月11日、約12か月の休養明けで迎えた14戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。