コンコルドホーラー（1989年生、母イコノクラスト）

コンコルドホーラー（1989年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時5歳）と交配したイコノクラストが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地19戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年の淀屋橋ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月8日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（1992年）

10月25日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイワパワーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1993年）

3月13日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたサンライズスピード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ツルマルシンゲキに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、パパパワーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月30日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のブランドチャチャに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月4日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のレモングラスをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

5歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、トウカイスバルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

2月26日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビンゴローラーに3馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、鈴鹿ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプラチナシチーに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、和泉ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ネーハイエンペラーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G3のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。