ラクエン（2004年生、母フレンドパーク）

ラクエン（2004年6月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「楽園」。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時17歳）と交配したフレンドパークが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害1戦0勝、地方14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の一般C23(牝)。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月4日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず18着に敗れた。

3歳（2007年）

7月15日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月31日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月8日、連闘で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアタゴナデシコに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた11戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたオグリガード決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルスノーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったサウンズファミリアに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた18戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、サンマルマジックに交わされて4馬身差の2着となった。

10月25日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中7週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

10月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

12月26日、中6週で迎えた27戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

6歳（2010年）

2月7日、中5週で迎えた28戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。