トーストアゲン（1987年生、母シルバリードミノ）

トーストアゲン（1987年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンプリンス（当時18歳）と交配したシルバリードミノが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田明仁。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1991年のNST賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月4日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイノマアメリカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月18日、中5週で迎えた2戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のホクトボナンザに1馬身1/4の差をつけて制した。

3月3日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白井特別（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマツジャガーに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

7月28日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワーツービートに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月7日、中5週で迎えた14戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた15戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5歳（1992年）

5月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、箱根ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスプライトパッサーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6歳（1993年）

5月1日、約10か月半の休み明けで迎えた21戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた22戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた23戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた24戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月20日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、加納龍生騎手を鞍上に迎えて、新秋特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた26戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加納龍生騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、晩秋特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加納龍生騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、彩の国賞（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加納龍生騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた29戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で加納龍生騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1994年）

8月22日、約8か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ムーンライト特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加納龍生騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた31戦目は、サファイヤ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加納龍生騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、中8週で迎えた32戦目は、一般B2三（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加納龍生騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた33戦目は、アゼリア特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加納龍生騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた34戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、大晦日特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（1995年）

1月16日、中1週で迎えた35戦目は、初春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加納龍生騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。