ヤシマジャパン（1994年生、母Big Dreams）
Yashima Japan
1994.04.21
ヤシマジャパン（1994年4月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時9歳）と交配したBig Dreamsが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦5勝2着1回。1996年の京成杯3歳ステークス(G2)で3着に入った他、1997年の新潟日報賞(オープン ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 21戦5勝 [5-1-6-9/21]
- 総賞金国内
- 1億2,037万円
- 生年月日
- 1994年4月21日
- 出生国
- アメリカ合衆国
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 松山康久美浦
- 馬主
- 毛利喜昭
- 生産者
- Gainesway Thoroughbreds Ltd, et al.
- 抹消情報
- 中央：2000年9月29日抹消
地方：2000年8月23日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のBig Dreamsは海外30戦11勝。曾祖母のGreen Dolphinは海外14戦1勝。父のフォーティナイナーは海外G1・4勝（米国ダ[4勝]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6*6×5*6*7*7*7 | 10.15% |
| 牡 | Nasrullah | 5*5×5 | 9.37% |
| 牡 | Roman | 5×6 | 4.68% |
| 牡 | Discovery | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Teddy | 6*7*7×6*7 | 5.46% |
| 牡 | Black Toney | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Man o' War | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Pharos | 7*7*7×7*7 | 3.9% |
| 牡 | Blenheim | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Buchan | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | North Star | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Whisk Broom | 6*7 | 2.34% |
| 牡S | Sickle | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Bimelech | 6*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- フォーティナイナー系
- ファミリーナンバー
- 13
レース成績
経歴
デビュー前
松山康久厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1996年）
10月5日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクライトニングに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月9日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
12月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
3歳（1997年）
4月26日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタイキソフィアに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
6月8日、中3週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。
7月26日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピーライを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手にした。
8月17日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの新潟日報賞（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワアンジェラを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。
10月11日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、オーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したシャドウクリークにハナ差届かず2着に甘んじた。
4歳（1998年）
1月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、中山競馬場開設70周年記念ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。
1月18日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（8戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4月19日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月16日、中3週で迎えた13戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。
5月24日、連闘で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。
7月19日、中7週で迎えた15戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。
8月8日、中2週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
8月30日、中2週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。
11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライトバウアに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月26日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。
5歳（1999年）
1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。
6歳（2000年）
8月6日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1000m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。